第151回 設計から60年
片方は当時の製造、片方は20世紀末の復刻版ですが、そんな1957年ごろのカメラのお話です。
製造は1965年
当時の新鋭機ライカM3は凝ったファインダーで高級すぎて、シンプル化と広角レンズを使いやすくしたのがライカのM2です。
その後のM型ライカのファインダーはこの機種の構造が60年使われることになります。
その頃ニコンは
ニコンSPが高級すぎたので普及型として作られたのがS3です。
ボディーは横幅まして一眼レフのミラーボックスを埋め込みニコンFへと発展していきます。何回か復刻再生産されてきたのも特徴です。
ファインダー見やすいライカ
距離計像も明るく近接撮影の撮影枠の補正も付いています。
世界的にファンと整備業者がいたおかげできちんと動くカメラが残っています。
レンズも最新のものまで同じマウントで楽しめます。
フィルム装填しやすいニコン
コンタックス式のフィルム装填は裏蓋引き抜き式ですが、後年のカメラと共通の装填方法で確実です。
ただし、2000年復刻に合わせてコシナが作ったレンズが一部あるもののメーカーメンテナンスも終わり、マウント互換性は後年のFからの系譜に委ねることになっています。
オールドカメラと今を切り取る楽しみをどちらも与えてくれていい休日を過ごしています。フィルムのおかげです。