第140回 お題×ライトミステリー
今回は職業?と日常のちょっと不思議な謎解きを絡めた小説のお話です。
学園部活もの
米澤穂信『氷菓』のシリーズは文芸部ならぬ古典部が舞台になったシリーズで高山をモデルにした神山高校の生徒たちの謎解きが行われるミステリーで、シリーズ化、アニメ/コミックスに広がっています。
市立高校美術部他を舞台とした似鳥鶏『理由(わけ)あって冬に出る』の市立高校シリーズも続刊シリーズ化しています。
書店
大崎梢『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』にはじまるシリーズは元書店員の書店あるあるがポイントになっています。
古書店に広げると、
三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』はドラマ化は置いておいて近日アニメ化されるようですね。新刊書店に平積みです。
パティシエ
上田早夕里『ラ・ パティスリー』『ショコラティエの勲章』『菓子フェスの庭』などはお菓子職人の世界を題材にした小説です。
SF作家というイメージだったのですがこれらもいい作品でした。
カメラ店
中古カメラの販売、修理で最近読んで良かったのが、柊サナカ『谷中レトロカメラ店の謎日和』続刊もあります。ポイントとなるカメラの描写も的確で、店主とアルバイトの心模様も素敵でした。
ちょっと文庫片手に出かけて見てはいかがですか。