第138回 園芸種の拡散
今回は全国に拡散しつつあるナガミヒナゲシの話です。
最新雑草化
オレンジの花を咲かせているナガミヒナゲシは園芸種として入ってきたようですが、他の草花を圧倒して広がる特定外来生物に指定されているように、拡散性に優れた植物でした。
花壇から溢れて農地や道端を覆い始めています。
モータリゼーションが拡散を促進
道端で種子をばらまくと濡れタイヤに文字通り芥子粒のような種が付着して広がっていきます。
花を見たら刈り取っって花瓶に活けて可燃ゴミに出すのが1番かもしれません。
道端でそこかしこに咲いています。
休耕田にも拡散
田んぼも休耕田があると入り込んでいます。隣の田んぼの収量に影響があるとは言えませんが気になるところです。
固有生物相の保護は生物多様性を維持する大切な活動です。
金魚や飼育種のメダカなどの放流もNGです。
それにしてもナガミヒナゲシ、本当に増えました。