第103回 新海誠の世界
今回は実写トレースで培われたどこか見たことのある光景と美しい創造的な空や宇宙を描き、アニメーション界に存在感を示した新海誠さんの新作公開のお話しです。
美しい音楽のような映像
初期作品である彼女の猫やほしのこえなどから続く背景美術の精緻さが新海作品の特徴でしょう。ここに有名無名の音楽が流れて魅力的な世界を描き出します。
自主制作作品として飛び抜けたクオリティはすぐに注目を集めていきます。
惹きつける中ストーリーは試行錯誤
監督のインタビューを今回の新作パンフレットで読んだのですが、ストーリー作りは苦労されそして自身のメッセージが伝わらないジレンマも抱えていたようです。詳しくはパンフレットで。
作品を観るものとしては特に『星を追う子ども』辺りで感じました。
劇場公開をつなぎながらの勉強
今回のパンフレットを読んで『星を追う子ども』での違和感が、『言の葉の庭』でふっと消えたのも学びながら進む姿勢が垣間見えていたのかなと思いました。
そんな中、公開を続けていくのは稀なのでしょう。
今現在の集大成
多くの人に向けてシンプルな物語を歌のように届ける。
ゲームのオープニングやCMなどでスタイルを作り上げながら、映画として成立させた本作品は、いくつかの作画上の違和感が修正されればより多くの人に届くかもしれません。
これからも楽しみな監督です。
第102回 フィルムカメラノスタルジー
今回は、十数年前は普段使いしていたフィルムカメラについてです。
中古カメラもデジタル
新品カメラも扱う中古カメラ店頭に並ぶのはデジタルカメラが8割以上を占めるでしょうか。普段、お世話になっているお店もそのような状況です。
若い世代ではフィルムカメラを知らない人がほとんどでしょう。
フィルムカメラに触れる機会
そんな中比率が逆転するイベントが年に数回行われています。先日新宿高島屋行われた新宿クラシックカメラ博などクラシックカメラを主に扱う全国の店舗が出店するイベントです。
懐かしさとライフサイクルの長さ
子供時代から青年期まで主流で使っていたフィルムカメラは50年前から最新機種まで同じフィルムで楽しめていました。フィルムの種類や現像の窓口が残る間は写真が撮れるのです。
そんなシステムの最小の形であるレンズ付きフィルムが30周年を迎えました。
町の現像とプリントをしてくれるミニラボは少なくなりましたし、飛行機の離発着時のデジカメ利用が許可されるようになってこれからはわかりませんが定番商品として流通しています。
息の長かったフィルムカメラの新品販売はほとんどありませんが市場にたくさん残る中古カメラで写真撮る楽しみもまだもう少しありそうです。デジカメと長距離走です。
第101回 流星群
今回は、流星群についてです。
流れ星見えますか?
近所の方から声をかけられるくらいには皆さんペルセウス座流星群の報道には触れられているようです。
ちなみに遠征をしない私は雲間から覗く星空を見ていましたが残念ながら捉えられませんでした。
細かな星屑
宇宙には1mm以下の微粒子は結構存在していて、昼夜問わず普段でも地球の重力に引かれて地球に降り注いでいます。
月や人工照明のない暗い夜空なら少ないながら見えるはずです。
流星群の由来
地球が太陽を回る公転軌道とほうき星すなわち彗星が太陽を回る軌道が交差する時期流星群になるというのがダストトレイル理論です。
彗星は氷と岩石の粒から出来ていて太陽に近づくとチリとガスを放出します。このチリが彗星の軌道を漂いチリの帯ができています。そこを地球が横切るとチリが地球に降り注いで流星が発生するのです。
彗星がなくても流星群
彗星の観測例がない流星群はかつて彗星だった小惑星であったり彗星本体は太陽や惑星に落ちて無くなったりしています。年に幾つかの流星群があるということは地球にも落ちているということです。
星に願いを
今の所地球に落ちる彗星や小惑星を避ける手立てはありません。
できるだけリスクを減らすために地球軌道を横切る天体の探索が続けられています。宇宙移民実現するといいのですが。
第100回 シン・ゴジラ
今回は、先々週の金曜日2016/7/30に公開された映画について。
公開初日
予告編しか事前情報がなく感想も箝口令が引かれていました。
出足は鈍く、空席の多い映画館。
お腹が空いていたのでポップコーン上映前に食べていました。
期待と不安。
観ました
黒地に白抜きのタイトルが静かに現れ。
続きは劇場で。
個々人の持っている素養から色々語りたくなる。しかし、予備情報無く観て欲しい思いが湧き上がるので。
とはいえずいぶん内容も漏れてますね。IMAXは本日まで。
第99回 カフェを見る
今回は少し観察のお話を。
出勤時間のカフェ
慌ただしい通勤の狭間に一杯のコーヒーやモーニングを求めて結構な数のお客さんが列を作っています。
ほぼ同じ時刻に見ているのですが列の長短に違いがあります。
オーダーミス、会計ミスでやりとりがあると明快で私の出社も遅れます。
少し注意すると店員の数や、新入りさんなどに気付きます。また、オペレーションに手間のかかるメニューの連続オーダーが入っていたりします。
急ぎたいのでオーダーを変えます。
メニュー設定
単純な値上げ、値下げもあるのですが客単価アップの工夫と思われるちょっとおしゃれなメニューの追加と、原料値上げニュース、手間がかかっているなと思っていると消滅したり。といったことがきちんと反映されて改定が行われているのが見て取れたりします。アイテムの共用と手間の削減が見て取れるのでコストカットと低価格メニュー提供の方針に切り替えたように見えます。
景気下降気味かもしれません。
席取り模様
5席カウンター隅隅真ん中で3人座れるのに隅に空きを作ると座りずらくなるのか2人しか座っていなかったりします。時に2人席が壁際に並んでいると斜向かいになるように座っている人がいると席が空いたりもします。間を空けたい、割り込み辛い心理や向かい合うのを避けたい心理が見える気がします。
最近、4人席の通路側を1人で占拠されるお客さんの周りがぽっかり空いていたり、空グラスのお客さんが勉強されたりしています。
ちょっとしたことを見ている朝のひと時です。
第98回 Pokémon GO
今回は話題の位置ゲームについてです。
人気のほどは
海外での公開で虚実織り混ざった情報で熱狂が伝わってきましたが国内はどうなのか。週末の新宿御苑に向かうと。
先週閑散としていた千駄ヶ谷門にも人がいます。しかもスマホ片手に立ち止まって「新しいやつだ」などつぶやいています。
苑内に入場すると、お花見の頃の7割くらいの混雑でした。芝生養生でそのスペースには人がいないのでその分密集度が上がって感じました。
トレーナーあつめ
夏場のこの時期、外国人観光客やヨガを楽しむような人、鳥や温室目当てのカメラマンなどでのんびりした雰囲気の御苑でしたが、一変していました。
車が少ない(苑内管理の車両は通行します)ので安心して楽しめる。
そして、何よりもピカチュウが出るということで人気のスポットになりました。
画面を通すと桜吹雪のよう
ポケステーションにポケモンを呼び寄せるルアーモジュールも大量設置されていて花びらが舞うようになっています。
都会でたくさんのイングレスポータルが設置されていて、ルアーモジュールを設置する人も多くさらに人も多い。
都会有利なゲームだなと思いました。
一方、鳥取砂丘で地道に杭にポータル申請したおかげでポケモン巡りが砂丘でできるようです。
地方でも楽しみ方を見つけられるゲームに成長してくれたらいいなと思いました。
「進化」に違和感を感じつつ。安全に。
第97回 バッグの大きさ
今回はカメラバックのサイズについてです。
カメラとレンズに合わせる
最近はミラーレスカメラもあって一時期ほど大きな機材を詰めることは無くなってきましたが、超望遠対応のレンズなど大きめのレンズも増えてきました。
屋外でのレンズ交換を最小限にしながら撮影するならレンズはボディーにつけたままバッグに入るのが理想です。
タブレットやパソコンに合わせる
もう一つ持ち物としてカメラの画像編集のためのパソコンを詰めるならそれ用のコンパートメントがあるといいでしょう。思わぬ液晶破損を防ぐためにも手荒なバッグの扱いも避けましょう。
タブレットならそれほど大きくはなりませんがPCはACアダプターのことも考えてサイズを決めます。
書類に合わせる
カタログや雑誌、最近はクリアファイルも出先で入手しますのでA4ノビまで収まると安心です。
保護パッドの高さも十分あると申し分ないので少しサイズに余裕あるメッセンジャーより厚みのあるショルダーを使っています。これでボディー2台と交換レンズ2〜5本、時にフラッシュを詰めて撮影現場へ。
目一杯詰めがちなので自分で運べる重さを考慮しましょう。
用途は人それぞれですので自分の撮影にあったカメラバッグを選びたいものです。