第41回 ピントを繰る

今回はカメラのピントのお話です。

オートフォーカス以前

小さな頃は、人物や山のマークに合わせるゾーンフォーカスやある程度の範囲にピントがあったように見えるパンフォーカスのカメラを使っていました。
きちんとピントを合わせるためにすりガラスに像を映して、それと同じ面にフィルムが来る構造の一眼レフや二眼レフ。距離計と連動して測った距離でフィルムにピントが合うようにしたレンジファインダーなども父から借りたり、就職してから中古やクラシックカメラブームで新製品として出たものを使いました。

オートフォーカス全盛

先ほどのレンジファインダーを電気的にしたのが初期のコンパクトカメラのオートフォーカスでした。ピントを自動で合わせてくれるカメラでした。
メカと電気の組み合わせで面白いものです。また全盛期のAF一眼レフカメラは位相差式という方式でカメラでした。スクリーンとは別に距離を測るセンサーに光を導くものです。今でもデジタル一眼レフはこの方式です。いくつものピント面を合わせる必要があって精密で複雑です。
一方、像の面でピントがあっているか判断する方式はコントラスト式と言って一眼レフのスクリーンで像のはっきり度合いを見るのと近い方法でした。
ビデオカメラはこの方法が多かったのです。

オートフォーカス以後

オートフォーカスフィルムカメラの時代は20年ぐらい続きました。
先ほどの複雑さからどのピントを信じたらいいのか、人物が二人並ぶと背景にピントが外れる中抜けや、あったといっても実はあっていないこと、合わないで延々と動きつづけてシャッターが切れないこともありました。
技術の進歩とカメラのとりやすさが重なったのはオートフォーカスの進歩か押せばそこそこ写るレンズ付きフィルムかという状況でした。

ピントの価値は

視点の主張だと思います。的外れをピントのずれたと言うように、何に、何処にピントを合わせるかは写真の重要な点です。
結局合わせたいところに合わせるのに使いやすいマニュアルフォーカスの一眼レフにしたこともありました。
そんな中デジタルカメラと携帯電話のカメラ機能が進歩していきます。

デジタルのライブビュー

それは、撮像素子の画像で合わせるAFが主流になって、スマートフォンも画面タッチで合わせたいポイントにピントを合わせることが簡単になりました。
スマートフォンで写真撮るときに顔や花にタッチすればそこにピントが合います。
撮りたい画を見ながら、撮ってすぐ確認もできる。

被写体の何処にピントを合わせるか。
少し気にして撮影してみると写真も変わってくると思います。

さらに、写真に興味が湧いてステップアップするデジタル一眼でも、新しい楽しみを見つけられるかもしれません。

カメラ楽しいですよ。