第199回 仕舞った機械
今回は大事に保管されて調子の出ない機械について。
機械シャッターの幕速
出ないとスリットの速度も出ないので露出オーバーの写真に。
カメラのオーバーホールが必要です。
ただ闇雲にバネのテンションあげるのもいかがか?!とも言われていて。大昔にブラウン管テレビ使った調整とかしてみた思い出。
フォーカルプレーンシャッターの音
布だとパシャっと少しくもぐった音がします。金属幕は気のせいかもうちょっと高い音です。
ブレーキがあるのですが劣化してると音は変わるようです。
幕を巻きつけるドラムが割れることも。
ミラー剥がれにモルトプレーン劣化
一眼レフではクイックリターンミラーという上下に動く鏡が枠から剥がれていることも。キーンと音が残ったりします。
外観が綺麗でも遮光用のモルトプレーンが劣化してべたっとしてたりもします。
オーバーホールで交換や接着や清掃、注油が適切に行われて動き出すカメラがあります。
繋いで行く産業遺産です。