第169回 変化点
デザイン思考の限界点が提唱されてから5年。日本ではワークショップ花盛りのようですが、役立っていますか?
事業としての実現性
デザイン思考のプロトタイプ検証はちょっとした改良には向いていると思います。躊躇なく検証サイクルを回せばユーザーの気づきを、あるいは開発者のひらめきを検証修正できるから。
ただし、新領域のビジネスなどでは実際のプロトタイプサービスを実地でやることが求められます。
プロトタイプ事業を回せるか
今や大手SNSのFacebookも元は大学の交流サイトですし、まずは小さく初めて広告収入に結びついたのが出発点でした。Googleの検索サイトはブックマークしていないと使えない一サイトでした。最初に長大なブックマークリストを不要にしてここまで来ています。
失敗というより発見
失敗してしまったところには事業として回らなかった原因やそこに顧客の潜在ニーズを満たせなかった何かがあるはずです。それを見つけて仮説を修正していかないといけません。
ここをやらせてくれる風土があるかどうか。きっと新しいビジネスを発見できるというポジティブさを維持できるか。
探しものは何ですか?