第94回 執念の35mm判
今回はリコーイメージングの35mm判デジタル一眼レフについてです。
黎明期の発表
2000年のフォトキナ、まだレンズ交換式の一眼レフのデジタル化初期に、銀塩カメラMZ-Sベースのデジタル一眼レフカメラの発表がされましたが、開発中止。
カメラ博物館で展示
当時の試作機がペンタックス回顧展で展示されモデル名がK-1であったことなどが明らかになったのが2006年でした。
カメラ事業はHOYA、リコーと移りました。
デジタル一眼レフにこだわって
APS−Cサイズ、44×33の中判デジタルなどハイエンドは一眼レフにこだわっていつかはというファンの声に応えて15年ぶりに姿を現したのがK-1でした。
企画も会社も紆余曲折しながら機能も進化して登場したカメラ。こんなストーリーをユーザーに語れる製品もそうそう無いでしょう。願わくば名機として名を残しますようにと。