第86回 準惑星の世界
衛星付き
冥王星に衛星カロンがあることが分かったのは1978年のことでした。地球の月と同じく他の惑星の衛星に比べると惑星との大きさが近く二重惑星とする考え方もありましたが、国際天文学会で準惑星に分類されることになりました。
今度はマケマケ
先日、準惑星マケマケの衛星をハッブル宇宙望遠鏡を使って発見したというニュースがありました。月より小さい天体ですが冥王星と同じような構成というのも面白いです。
なお、ケレス以外の準惑星は冥王星型天体に分類されています。
探査機画像
ニューホライズンズから送られてきた冥王星とカロンの画像は鮮明で様々な地形、模様が見られました。特に冥王星のハート型の平原は印象に残るものです。
これは大型の小惑星が衝突した際の巻き上げられたちりが堆積したのではないかと言われています。
遠い彼の地も太陽系
ニューホライズンズはさらに遠方の天体に向かっています。人類にまた新しい世界を見せてくれる日が楽しみですね。