camdayのブログ

日々感じた中から不定期で。

第147回 猛暑日

週明けてから暑い日が始まりました。
今回はそんな気温についてです。

推奨動作温度を軽く超える車内

マイカーで買い物やレジャーに出かけた時にカメラバッグやお子さんペットを車に放置するのは危険です。
40度ぐらいが高温側ですが、60度などにすぐなります。
昔、カセットテープやケースがぐんにゃり曲がった経験は(歳がばれます)。

クーラーボックスでカメラを輸送

先日見かけた工夫としては市販のクーラーボックスでカメラを守ろうという試みでした。効果の程は明らかではないですがむき出しで車内放置よりは良さそうです。緩衝用にウレタンも詰めて車体の揺れや振動の影響も弱めていました。
滑り止めマットがあるとトランクや荷台で踊らなくなりそうです。

車載機器の大変さ

近頃は衝突防止やドライブレコードのためにカメラが付いていますが、そんな気温になっても正常に動作させるのは大変そうですね。
夏のレジャー思い出残すカメラやスマホを放置しないように気をつけたいものですね。

第146回 紫陽花の季節

今回は見頃の紫陽花について。

アジア、欧州、アジア

日本に自生していたガクアジサイが起源で、ヨーロッパで改良された園芸種ハイドランジアなどとして逆輸入されて今のまあるい花になったそうです。
高幡不動尊ヤマアジサイ園では園芸種だけでなく原種に近い小さなヤマアジサイもいろいろ見ることができるようになっています。

雨降りには

足下気をつけないと山に植えてあるので危ないからか、境内の歩きやすい石畳脇にもヤマアジサイを植えて足元に不安のある方にも見られるようになってきました。今年は園芸種の剪定をしたのか少しボリューム感を抑えた花付きでした。

雨が似合う

日差しの下ではしおれがちなので、雨降り、雨上がりが紫陽花の見どころですね。自宅の紫陽花はアジサイハバチにやられて花の付きもイマイチでした。
来年は枝ぶり戻して綺麗に咲いて欲しいと思います。

傘を持って防滴防塵カメラで撮影に出かけるのも楽しいです。

第145回 アナログ

今回は久しぶりに中判カメラを使ってみたのでそのお話です。

ワンショット250円

大体のお値段ですがフィルム、現像、データ取り込みのフローでこのお値段でした。現像とデータ取り込みで2時間ほどの都内でも珍しいブローニーネガ自家現像のお店でした。一般のカメラ量販店だと値段高めでさらに週単位になることを考えると是非続けて欲しいお店です。

デジタル中判だと

ボディーで50万レンズで10万(中古)ぐらいかけたとして機材差額50万ぐらいですので2000ショット。フィルム200本使うと元が取れる計算になります。膨大なデータを保存する手間を考えてもアート目的以外ではデジタルになるのもわかります。

LPを聴くように

ですから、データ化しても残るフィルムっぽい表現に価値を感じられるか、ネガやポジの実体の手触りを感じるかといった価値を評価できるかということになりそうです。この辺りはアナログレコードの復権の流れとも繋がりそうです。

6×7判や6×4.5判までは過去に使っていた(当時は現像も安くて早かった)復刻ですが、未経験のシートフィルムまで行くのかどうか。懐かし一眼から始まったアナログの道はどこに歩んで行こうか。週末撮影が楽しみです。

第144回 試作

今回は先日お聞きした講演会から試作についてです。

量産しないエンジニア
会社生活そこそこ長いのですが量産品の開発に関わったことがありません。学生時代も試作品。試作品で論文、試作品で特許。
先日お聞きしたのは何百万台も量産されるカメラのお話でした。

どうしてもスマートに解決できない

試作段階で解消したけど、スマートな解決法ではなかった時、製品に問題がなければリリースする決断も必要だなと思いました。それから20年のロングセラー。今でも、快調に写真が撮れています。

要望に応える

試作からお客さんに回ることもある。このタイプはありましたね。評価結果は好意的でした。諸々の事情で世の中には出なかったのですが、というものもたくさんありそうで興味深いお話でした。
シミュレーションだけでなく試作のワクワクがあります。しかし、コストを考えると今の時代は難しい。

紙モックで思いを馳せます。

第143回 ロングセラーの価値

今回は10年越えて売られたカメラについてです。

20年

ニコンF3は1980年から2000年まで製造が続いたロングセラーでした。
今でも中古が手に入り去年まではメーカー修理も出来ていました。
商品のライフとして35年と少し使い続けられたというのはすごいですね。

12年

その後継機F6がグッドデザイン賞ロングライフデザインを受賞しました。メーカー修理もまだいつまでと期限は切られていないようです。
その他の銀塩一眼レフは2019や2020まで修理を継続予定のようです。頑張って欲しいです。

マウントが10年

フォーサーズは2003年から10年でマイクロフォーサーズに統合になりました。
ミラーレス技術の進歩を加速したマイクロフォーサーズは後どのくらい頑張れるのでしょうか。

ここにきて増えてしまった銀塩カメラを整理しつつあれこれ考えている夜でした。

第142回 虫食いアジサイ

今回はあまり食害のなかったアジサイも食べられてしまったお話です。

ある朝のこと

玄関先のアジサイの葉が穴だらけに。例年こんなことはありませんでした。葉の裏を見ると2センチほどの芋虫が。
剪定のしすぎで株が痛んだのでしょうか他のアジサイには波及していません。

アジサイハバチ

調べるとこの幼虫でした。特定の株に着くようです。
早速園芸用のスプレーを施しましたが翌日も影に逃れていた芋虫がむしゃむしゃ食べています。ほおっておくと丸坊主です。

もうすぐアジサイの花

花芽も見えてきたので徹底的にお箸でつまんで駆除します。新芽を食べられてなければ勝ちなのですがたまに虫食いというのが今の状態です。
綺麗に去年まで咲いていた株なのでなんとか持ち直したいと思っています。

切らぬなんとか切りすぎるなんとか…。
園芸は難しいですね。

第141回 オーバーホール

今回は第139回に続いて、かつてカメラは高級品で耐久消費財だったというお話です。

メンテナンス前提

カメラ、特に機械式のものは軸受けや歯車が多く分解清掃調整を行うオーバーホールが必要なものでした。
今でも、太平洋戦争前のドイツのカメラで写真を撮ることができひいおじいさんが「家一軒」分で買ったカメラを使うことができます。

使い捨て時代

時代が70年ほど経つ間にカメラは高級品ではありますが一家に一台、親子で二台と拡張しやがてレンズ付きフィルムで中高生が気軽に買ってプリントとネガを得られる時代がきました。
写真を得る手段はデジカメの10年、携帯スマホの10年ですっかり様変わりです。

もう一度メンテナンス

あえてそこでカメラを使うのにはカメラ自体の魅力が必要です。持つこと、見せること、撮ること、撮ることができるもの、道具としての愛着、エトセトラ。
メンテナンスしながら使い続けられる魅力。

長く使うの時間尺度

前述のドイツメーカーが高級路線のカメラでメンテナンスサポートまで売りとして組み込むのは一つの方向性でしょうか。デジタルカメラでも一部試みがありますが数年の考えです。1960年代のカメラを今使えている感覚とは数倍の開きがあります。10年、20年、30年。40年、50年!

インフラが100年近く続いた35mm フィルムのおかげでもありましたが長年付き合う愛機という幻想、オーバーホールによる継承という夢を見てしまうのです。