camdayのブログ

日々感じた中から不定期で。

第170回 AF(オートフォーカス)

本格的なAF(自動焦点)一眼レフとして1985年に発売されたカメラを使う機会がありました。今回はそんなお話。

肥大化してない一眼レフ

このカメラとの差別化を狙ってフラッシュをつけたり、高速連写を狙ったり、プロ機に組み込んだりと上級機は大型化の道を歩んでいきます。
手のひらに包まれるコンパクトサイズは美点です。
コンパクトなレンズも実現していて高画質でした。今でも高値で取り引きをされているレンズも中にはあります。

しっかりしたボディー

このサイズですが小型で高品質。強度が必要なパーツはきちんと金属製です。後年のプラスチック化でことごとく壊れているポイントが金属です。ストラップ環もフィルム巻き戻し軸も。マウント金具も。

大ヒットの本質は

凝縮感がしっかりあってモーター内蔵一眼レフとして小型軽量。ファインダーも見やすくフルモード。アクセサリーも豊富だったのですからAFの話題性だけでなく実力的にも選ばれる理由があったんだなと思いました。

大手電子部品メーカーの特許さわぎがなければ、この高品質感を維持した後継機になっていたのではないかと空想するのは虚しいですね。