第152回 実現性や持続性

今回はデザイン思考で抜けがちな視点についてです。

要素技術開発の項目を決める

デザイン思考では観察・共感・洞察・プロトタイピング・テストという工程を回して価値やその提供方法のスパイラルアップを狙います。
ここで、目的を要素技術の提供価値の検証にするとどうも不具合が生じるようです。

そんなのできないで離れる
実現手段を棚上げして思考することに慣れている人は今は価値やUXを磨くことが大切だという思いがあります。一方の実現性に思考が行く人はそこから出て来たプロトタイピングへの疑念に捉われがちです。

ビジネスとしての持続性

またビジネス観点を持っている人はビジネスとしての持続性が気になりますがデザイン思考の基本サイクルではそれが見えないので興味が薄れたり、ブロッカーとなってワークそのものが頓挫します。

チームビルディングの危機

両者の溝が深まってしまうとなかなか難しくなります。得意な分野で思考を発揮してほしいと分担をすると、統合で齟齬がさらに出ます。
短期の考え長期の考え、他の人の重視する点、思考の性向。

デザイン思考の基本ループの先に

検討のQCDがなんだったのか?
あいまいな点が多かったり、期待として拡散を重視しすぎるとメーカーで技術部門とマーケット部門とデザイン部門の混成チームではこうなりがちです。実現性や持続性の検証をするフェーズを小さくても入れ込んでおくこともできるでしょうか。正解は見つけられていません。

悩ましいところですがそれを乗り越える目標を共有して進んで行くことはもっと大事です。その情熱が消えたときはそのチームの解散の時でしょう。