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第107回 曼珠沙華

今回は曼珠沙華彼岸花についてです。

秋の彼岸に咲く

田んぼの畦や街道脇に赤い花が咲く時節になりました。
彼岸花です。
巾着田が一面に植えられていて有名です。物によっては白い花もあります。

見てても見えない

これらは多年草で地下の球根から花が咲き、その後葉が出てきます。と言われています。数十年、近郊の田んぼで撮影してきていて、これが彼岸花の葉ですというのを特定していません。
いっとき花に目を引かれその先を見ていません。秋の蝶は彼岸花を舞いますが種はできないそうです。

人の植えた軌跡

今私たちが見ている彼岸花の球根は自らは移動できず、また毒抜きなどをしないとすぐには食用にもならないということです。一説には飢饉に備えて田んぼの畦に植えたとも言われます。
稲が実る頃に畦を草刈りした後、花が咲きその後葉が現れるので農繁期には目立たないのも好まれたかもしれません。

田んぼの衰退

雑草の生い茂る稲作をやめた田んぼや畦を崩した田んぼも見られるようになってきました。
ショベルカーで掘り返し積まれた土から姿を見せたり、草刈りされないため雑草に埋もれた彼岸花も多く見られます。
やがて養分を作れなくなって球根も忘れ去られていくようです。

人の稲作に寄り添ってお彼岸という人の行事に因む名を与えられた花の行く末はどうなっていくのでしょう。