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第88回 地場産業

今回は先日行われた静岡の展示会について。

東京ではない

見本市や展示会というと東京で行われる事が多く地方からの参加者が集まるというのが一般的ですが、東京よりも盛り上がる業界の見本市があります。
静岡の模型協同組合が開く静岡ホビーショーです。

地元に根付いた産業

静岡県は木工産業が地場産業出会ったことからソリッドモデルという木製の模型を作るメーカーが立ち上がります。やがて、それは輸入品だったプラスチックモデルの国産化の流れにつながりました。
世界的に有名なタミヤガンプラで人気のバンダイ、飛行機のハセガワ、カーモデルのアオシマ、また4社共同の艦船模型のウォーターラインシリーズなど。
上記の組合からは抜けましたが独自の道を歩むフジミなど多くの模型メーカーが軒を連ねます。

全国からファンも

会場発表の新製品も多く、メーカーも地元をだいじにしています。
プラスチックモデル、ラジコンや完成品ミニカー、工具などを模型店を何十倍かにしたフロアでメーカー担当者と直接話す事ができる機会です。

プロもアマチュアも高いレベル

見本市は多くのメーカーが集まるとともに、もう一つの側面として模型ファンのサークルや個人の作品を展示するフロアが広がります。
ここの展示のレベルが高く驚かされます。北は北海道から南は沖縄から。
1980年代をピークに減少しているとはいえ多くのモデラーが素晴らしい作品を制作しています。

地域をあげて

地元の商業高校のブラスバンド演奏も恒例ですし、開場前から地元の親子連れが並んでいる姿は地元に根付いた産業であることを感じます。
駅からすぐの所に企画展示ができるギャラリーと常設展示があるホビースクエアが設置されています。
年間を通した情報発信、模型教室などのイベントも行われています。

空洞化がすすみ、海外生産が増えていても地場の産業として模型ファンの心と地元の企業であることを感じることのできる静岡ホビーショーでした。