第84回 隣の恒星
今回は先日ホーキング博士などが率いるブレークスルー・スターショットの話題。
計画ではアルファケンタウリまで20年
隣の恒星とは言っても光の速さで4.3年かかる距離にある星です。
昔、原子力ロケットで構想された計画では50年と巨大なロケットと実用化されていない核融合エンジンが構想されていました。
速さの秘訣
軽さです。
探査機は無人で小型。軽薄短小。
そして燃料は積まない。燃料がなければ軽いですね。地球圏からのレーザー光線の光圧で加速します。
今回はホーキング博士が提唱して話題になっていますがこのようなレーザー帆船型の宇宙船は以前から構想されていました。
より小型で冗長性のある計画
ロバート・フォワードがグラムサイズのレーザー帆船型の宇宙船を提唱しました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4150104689/ref=cm_sw_r_tw_awdo_d6.exb0AYHPCR
その十数年後、野田篤司氏構想、小説 沈黙のフライバイとして野尻抱介氏が発表した構想は興味深いです。
何万もの小型探査機が協調動作して巨大な観測機器と地球へのアンテナとして機能します。
資金や世論に近い
今回のようにIT長者や著名科学者が動くことで本当に実現するかもしれないと思うと死ぬまでに見られたら、次の世代は当たり前に隣の星の映像を見ているかもしれないと思えてきます。
御宅訪問実現するでしょうか。