第83回 軽さへの挑戦
今回はフルサイズ一眼の軽さへのこだわりについてです。
一眼レフの重さ
クイックリターンミラーとガラスの塊ペンタダイアゴナルプリズムがある上に上級機では巨大な望遠レンズを支えるグリップの役割があるので重くなるのは当然です。
中空ミラーにしたり素子を小型にすれば一眼レフも軽くなります。
ボディーはミラーレス
しかし、35mm判の撮像素子を使うなら一眼レフはある程度重く大きくなるので徹底的に軽く作ろうとしたようです。
少しシャッターショックが気になります。
回路の小型化
ほぼ一枚基盤で薄い実装です。放熱は少し不得手のようです。
マウントはプラスチック
結果はたわみや削れゴミの撮像素子への付着に。ここが金属になる十数グラムで安心感は随分違うのでサードパーティが交換部品出すぐらいでした。
レンズは薄く
標準ズームの構成を見ると薄いレンズを組み合わせて軽量化しているようです。
市場の反応
最軽量最安値のフルサイズカメラとして一眼レフの機種と並んでいますが、後継機は金属マウント、ボディーの強化、低振動シャッターと改良されているので不満の声も多かったようです。
軽快な使用感を生かすなら最新純正重量級のレンズではなくようやく出始めた軽量レンズで楽しむのがいいでしょう。