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第55回 ガラスの輝き

今回はガラスについての話です。

工場見学

小学生の頃社会科見学でカメラメーカーの工場見学に行きました。
今だとタイなどに生産工場が移ってあまりないかもしれませんがカメラレンズの検品ではねられたとおぼしきレンズをお土産にいただきました。

レンズに触れる

ティッシュペーパーに包んで大切に持ち帰り、お気に入り引き出しにしまっていました。
凹んだ凹レンズ、膨らんだ凸レンズ。
学研のおまけのプラスチックと違って持ち重りして冷たい本物の感触でした。

組み合わせてみる

今思えば、結構曲率が強いのでガリレオやケプラーの望遠鏡的な組み合わせはしにくいのですが取っ替え引っ替え組み合わせてみたりしていました。
今だったら、コルキットなどの工作望遠鏡の存在も知っていますが当時はそこまでは知識と手が届きませんでした。

線路沿いの輝き

今から20年以上前はある光学ガラスメーカーの工場はカバーもせずに溶解して固めたガラス塊を棚に乗せて露天に晒してました。
こうしてガラス内の歪みをとっていくそうです。透明度の高いガラス柱が寝かされているのを車窓から眺めていたものです。SFに光景を記録するスローグラスというものが出てきますがそんな感じです。

波に洗われる

話は変わって昔はガラス瓶が多かったので緑や褐色のガラス塊が海岸に打ち寄せられたりしていましたね。波と砂に磨かれて。還っていくガラス。誰かの喉を潤しあるいは足裏を傷つけ丸く小さくなって消えていく。
これも時を刻むガラスの姿かもしれませんね。
スローガラスの輝き時を止め時に消えゆく。

手にしたグラスの行方に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。