第36回 読みたいと思わせる語り
今回は、聴衆に読みたいと思ってもらえるように本を紹介するイベント『ビブリオバトル』についてです。
公式ルールがあるんです
5分間という決められた時間の中で発表者が選んだ本を紹介します。都度質問・聴衆のディスカッションの時間も2、3分あります。
全ての紹介が終わったら聴衆に読みたいと思った本に投票してもらいます。紹介者じゃなく本に。
バトルと言っても潰し合わない
先ほども触れたようにバトルというと攻撃的に聞こえますが、本の魅力を読みたいという気持ちを聴衆に持ってもらうことが目的です。他の本をけなさい、攻撃してはいけません。
本に興味を持って欲しい
何よりもそこがポイント。話に引き込むための枕の話もうまく本の内容に結びつけて本の魅力につなげるかがだいじなことです。紹介する本をいかに読みたいと思わせるか。
ルールあるブックレビューとも言えますね。
発表者の個性も楽しい
作家の紹介で時間を使い切る人、あらすじを話してネタバレに悩む人、本の装丁やデザインで推しまくる人、お題やテーマを直球勝負する人、魔球を投げる人。
普段読まないジャンルを紹介してくださる人、同好の士、エトセトラ。
リアル書店で開催
今回は書店イベントのビブリオバトルでしたので取り上げられた本も平積みになっています。実物があるのは強くってレジへ!あるいは電子書籍にリンクがポチッと!
つい手が伸びてしまいます。
さあ読みたいと思った本はありましたか?
では作品の世界へ行きましょう。ごきげんよう。