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第12回 たなごころ

第12回は たなごころとも言われる手。そこが感じる感触や持ち心地について。
 

かたちの気持ち

初めて赤ちゃんが握りしめるのは自分の手でしょうか。それともお母さんの手。
人は手で物を把持して移動させたり持ち運んだり、道具として何か作業したりします。そんな時、手と物の間に関わりが生まれます。形に対して気持ちを感じるのです。
 
不安と安定
手に余るものは持ったときに不安定になります。小さなものも指先で弾き飛んでしまう不安を感じます。
そう考えると手にぴったりするものがいいと、手の形をなぞり曲面で構成されたエルゴノミクスの形が提案されました。
 
エルゴノミクスの窮屈
その人のかたちをうつせばそれはぴったりくるのは道理で、イヤフォンや入れ歯などはそういう商品が作られています。
ずれないことが価値になる部位ならそうなのですが、手についてはなかなか難しい。もしコンクリートで手を固められてしまったら。部分的にそれをなぞったかたちを常に握らされたら。窮屈だと思いませんか。
 
サイズに許容
まして何万個という量産された器具ならその形は万人に合わせることを目指すことになります。せいぜいサイズのバリエーションを設けることが企業努力でしょうか。手の小さい人にも大きい人にも持ちやすいとなるとずれても持てる形が大事になってきます。
角が取れて持つ姿勢の自由度が許されてそんな形になっていきます。
 
あるべきサイズ
そんなサイズを意識したものとしてちょっと古いものですがカセットテープのケースはそんなサイズを実現していました。コンパクトディスクの12cmのサイズは盤面に触らず持つにはちょっと大きいですよね。両手で持つのはちょっと窮屈、片手では不安定。
手の中の心地よさ
もう一つ大事なのは手の中の適度な滑りかもしれません。べとつかず固すぎず刺激の適度な感触。持ち心地握り心地は実際に触れてみないとわからないもののひとつです。通販だけでなく実際に触れること。
 
あなたにぴったりの一品を見つけるために出かけてみてはいかがでしょうか。