第163回 電池の方が高い
今回はジャンク扱いのカメラについてです。
ひとかごに盛られたカメラがある
ジャンク。お店の商品説明も動作確認も返品保証もないカメラです。明らかに故障欠品カビ水没を除き、人気のないチェックの面倒なカメラやフィルムが特殊で値段のつかないカメラ、パーツ取りされてしまったカメラなどがあります。
長期在庫が流れたりも
棚を塞いだ、カビが生えた、電池が液漏れしたなど展示販売中の劣化も中古カメラにはあります。
そんな長期劣化在庫もジャンク箱に仲間入りするかも?!
生きているのに!
そういう声を拾う楽しみと修理用の部品取り用に手にする人も。結構な賑わいになっています。
新品、中古、ジャンクと価格は下がり使えないリスクは上がる。
大切な写真はきちんとしたカメラで撮りたいものです。
第162回 土台揺らぐ
今回は素材のスペックについてです。
データ改ざん
素材メーカーからはその素材の規格名やデーターシートとして強度や弾性係数などの情報が添付されて販売されています。今回はそれをより高性能と偽った。
試作と破壊試験
昔は設計を詰める時安定して素材が供給される確証もなくロットと試作と試験と製造をしていました。
しかし、材料の安定とコンピューターシミュレーションの普及でデジタル設計して製造という試作コストを抑える取り組みがされてきました。
その材料の嘘
前提とした素材強度が不足した場合、少し無理がかかる設計がされているとそこから破綻します。
特に小型化や軽量化を追求している製品やコスト低減で材料節約を突き詰めていると深刻です。
材料価格や性能への無理な要求からなのか、素材を作れなくなったことの偽装なのか再発防止と社会全体に行き渡ってしまった製品の点検。頭の痛い問題です。
第161回 粘着テープの憂鬱
今回はちょっと止めるのに便利な粘着テープについて。
ちょっとまって
本のページが取れたり破れたりそんな時セロハンテープで補修してませんか?!
図書館などではむやみに貼らずにそのまま返して欲しいとのことです。
たしかに子供の頃好きだった本がそんな補修で粘着ベタベタテープのベースがボロボロとひどいありさまになりました。
付箋も避けたい
ブックマークに便利な付箋ですがこれもノリが残り変色や劣化の要因になるようです。保存用書籍や公共の書籍への利用は避けましょう。
べたっと強力
布ガムテープも引越しダンボールを開けずに置いておくとベタベタになってしまいますね。またビニールテープも粘着が…。ある一定の世代はこれ使いたがるのですが適切な接着剤の使用をお勧めします。
工業用両面テープ
カメラの中にはミラーの貼り付けに使っていたりしますがこれも経年劣化でずれたりする原因ですし光学コート腐食の元にもなっています。
一見便利な粘着テープですが万能ではないこと気をつけたいと思います。
第160回 Hidden Figures
今回は映画です。
隠れた人物/数字
公民権運動、キング牧師の登場、有色人種を区別する南部の州。
ほんの5、60年前のアメリカは州によっては分離政策がとられていた時代です。
自由の国アメリカとは、そんな歴史を持っています。
数学の才能を持ったキャサリン・ジョンソンが二重の偏見や差別を宇宙開発の現場で一歩ずつ塗り替えていく実話を元にしています。
邦題でドリーム
本編でもキーワードとして出てきます。
当初副題がありましたが本編を誤解させる内容で撤回されました。
本作はスプートニク、ガガーリンとソ連に宇宙開発をリードされた米国が体制を変え米国初の弾道飛行、周回飛行に挑む過程を描いています。
社会の合理性と自由
その中で、南部に色濃く残った有色人種への分離政策を乗り越え、男性中心の開発現場に女性が進出する様を痛快に描いています。
心はすでに月にいる。
ビジョンを共有した老若男女がミッションに挑む素敵な映画でした。
第159回 斜光
今回は朝夕のそして冬に向かっての光の話です。
太陽が低い
朝夕は少し赤味がかった光が被写体を照らして綺麗です。被写体に回り込むと影の出方が様々に変化して面白いです。どんな光の当たり方がいいか被写体を回してもいいですね。
南中高度も低い
すっきり晴れたら青空の青みが長く続く気がします初夏から夏は空が白っぽくなっている気がするのです。
そして朝夕の赤味が消えて影の出方が楽しい時間が長く続きます。
光が窓辺に差し込むのでそれも面白いです。
逆光順光半逆光、撮影ポジションを被写体をめぐる楽しみいかがですか?
第158回 4年目
このブログも週刊で3年を経過し4年目になりました。
始めるきっかけになったイベントに久々に行って、3年の経過をぐっと噛み締めてきました。
堅い握手を交わしてきました。
頑張ってくださいの一言が重かったけど口から出たのはその言葉でした。
色々転機は訪れるけどJump!
それぞれの世界生きていこう。
第157回 フィルムフォーマット復活
今回は大手のフィルムメーカーが製造中止したフィルムフォーマットの復活についてです。
ジャンクに積まれたカメラ復活
B級特価品のローライA110を買いました。電池もフィルムもディスコンで使えなくなっていたカメラです。
電池はアダプタがあり問題なかったのですがフィルムは2014年までは期限切れフィルムを探すしかありませんでした。
しかし、その年ロモグラフィーが復刻を果たしたのです。
110ポケットカメラの世界
カートリッジで巻き戻し不要なのでカメラはシンプルで最初の使い捨てカメラやトイカメラにも使われました。
初めての自分のカメラは110で、ただしフィルムや現像代出せず学研の紙ネガカメラキットが自分のカメラ初撮影でした。
今でも生きてるフォーマットサイズ
実はデジタル一眼の規格であるマイクロフォーサーズフォーマットはほぼこの110ポケットフィルムの大きさなのです。本当はこの110カメラぐらいにぎゅっと凝縮したフォーサーズカメラも見てみたかったのです。
さて、126インスタマチックやAPSフィルムフォーマットの復活はあるのでしょうか。
前者は詰め替えて使っている方もいるようですね。
2017年 まだフィルム楽しんでいます。