第138回 園芸種の拡散
今回は全国に拡散しつつあるナガミヒナゲシの話です。
最新雑草化
オレンジの花を咲かせているナガミヒナゲシは園芸種として入ってきたようですが、他の草花を圧倒して広がる特定外来生物に指定されているように、拡散性に優れた植物でした。
花壇から溢れて農地や道端を覆い始めています。
モータリゼーションが拡散を促進
道端で種子をばらまくと濡れタイヤに文字通り芥子粒のような種が付着して広がっていきます。
花を見たら刈り取っって花瓶に活けて可燃ゴミに出すのが1番かもしれません。
道端でそこかしこに咲いています。
休耕田にも拡散
田んぼも休耕田があると入り込んでいます。隣の田んぼの収量に影響があるとは言えませんが気になるところです。
固有生物相の保護は生物多様性を維持する大切な活動です。
金魚や飼育種のメダカなどの放流もNGです。
それにしてもナガミヒナゲシ、本当に増えました。
第137回 加水分解
今回はふわっとした樹脂に大敵のこの話題です。
マウスがベトベト
ゴム引きで触り心地の良かったマウスがいつの日かベトベトに。
そんな経験ありませんか。
ノートPCのゴム足やカメラのグリップのゴムもよくあることです。
これは素材の樹脂が劣化してしまったことで起きます。なかなか避け難いもので他にもバッグの合皮や中のクッションウレタンなども劣化します。
同じような素材でもなるものならないものがあります。
買った時はわからない
新品時には目に見えないことなので3年、5年、10年して見ないとわかりません。加水分解のもう一つ有名なものはカメラの遮光に使われるモルトプレーン。
昔のライカには使われていないので問題ないのですが60年代から末期の銀塩カメラ最近のデジタル一眼レフでも使われているのです。
あのカメラ、裏ブタのフチベトベトになっているの修理に出さないとですね。
第136回 カフェトマト
今日は駅ナカカフェのトマトについてです。
レタスは野菜工場から
これはPOPに書かれていたのである時期はそうだったと思います。丸く育つよりも早めで葉が開いたタイプの品種と生育具合だと思います。しゃくしゃくとした食感です。
日替わりトマト
一方のスライストマトですが毎日色、味、熟し具合違います。センター仕入れなのか近隣スーパーでの買入れなのかとにかくバラバラです。モーニングメニューの飽きない一要素です。
すごくフルーティーな品種の時もあれば少し早熟の懐かしい味も。
メニュー構成と仕入れ規模
スライストマトメニューは昼から夜にかけたメニューでは見かけません。お店の必要数を最小規模で仕入れているのかもしれません。
固定的な品種や農家で一年通して供給ということもないのでしょう。
今日はどんなトマトか。朝の楽しみです。
第135回 ソメイヨシノ散る
今回は、例年よりは遅くまで咲いたソメイヨシノを名残惜しんで。
週末は雨
雨の中、今年は最後の桜を撮りに行きました。土曜日は小雨の止み間があったのですが日曜日は本降りで断念しました。
雨にぬれても風情
青空に映える姿もいいのですが、こんな柔らかな光の中で雨に濡れている姿もいいものでした。今シーズンは撮影日に雨が多くてこんなイメージばかりでした。
指折り数え
あと何回見られるだろうか?と同年代から聞くようになってしまう午後。
少し気持ちが落ち込んだりもしますが咲き誇る姿を見れば浮世忘れています。
今年はもう桜見ましたか?!
第134回 散歩カメラ
今回は、散歩用のカメラについてです。
フィルデジという提案
写真家の小林幹幸氏がここのところ提案している言葉です。フィルムをデジタルに。旧来からある現像写真のCD書き込みサービスを活用してフィルムを気楽に楽しもうという活動です。
レンズ込み3万円
かつての憧れのカメラが中古なら格安で買える。末期なのが銀塩カメラの現状です。
いい状態のボディやレンズを見つけるのも難しくなってきました。
たまの掘り出し物にわくわくします。
まずはフィルムを一本
現像とCD作成をお願いします。プリントはセレクトしてデジカメプリントのお店でCDのデーターからできます。
細かな露出などはレンズ付きフィルム対応の補正機能で再現しにくいですが、簡単に複製できます。
セレクト写真でアルバム作ってみるのも面白そうですね。
第133回 空の色
今回は出張で関東に来られた方の東京の空は青いについて。
関東の冬晴れ
季節風が日本海側で雪を降らせた後の乾いた空気が、関東地方の冬の空の特徴です。春ではありますが今年はまだこういう空が多いですね。比較的透明度が高くて青空や星空が綺麗です。
先ほどの方は
九州の方です。季節風で雪も降る地方なのですが、近年は大陸からの様々な微粒子で空が白っぽいそうです。なので、東京の空は青いに。
黄砂だけでなく大気汚染のPM2.5相当の粒子も空に。
地球の大気の動きで様々なものが拡散しているんだなと感じます。地表のデコボコの影響も受けていることを感じます。
宇宙ステーションから見る大気は薄く、地球をりんごに例えると皮ぐらいの世界。広くも狭くも、知識や感じ方次第です。
あなたの空は青いですか。
第132回 フィルム事情
今回は6年ほど前からのフィルムの環境の違いについてです。
フィルムカメラとの別れ
そろそろ、デジタルに一本化してもいいかと思ったのが7、8年前。
多層構造のセンサーのカメラがどうにか実用出来、国内メーカーの応援の気持ちもあり切り替えたのでした。
あれから時は流れ
デジタルカメラはスマートフォンに形を変え爆発的に普及して世界にカメラが溢れました。
誰もが気軽に撮れる、送れる、転送出来る。
ふと、自分が趣味にしてた写真の、カメラの楽しさってなんだったろう。
フィルム使おう
前回の記事の後フィルム売り場に行ってコダックの高値と縮小ぶり、フジの種類の縮小、海外の小メーカーブランドのフィルムが並ぶ小さなコーナーになっていることに気づいたのです。
今回はかつて主力だったネガカラーでCD作成、データから店頭デジカメプリント。
あれ?!デジカメ
のワークフローになってる。
もちろん、同時プリントも選べますがフィルム1本とトータルでコダックなら3000円フジなら2500円といったところです。CD作成なら1000円ぐらい安くなります。
ああ、この費用がかかっていたんだなあ。
現像してくれるお店
これも少なくなりました。ミニラボ設備あるかお店で確認。とりあえずフジの現像機持っている都心のお店で1時間仕上げはまだ出来ました。
キャップ外し忘れたり、思ったよりデータにしてもフィルムぽかったり、ピントあやしかったり、ブレ気にならなかったり6年ぶりのフィルム体験でした。これも楽しみ、かな?!