camdayのブログ

日々感じた中から不定期で。

第130回 冬の星座は西の空

今回は春になって早い時間に見やすい冬の星座についてです。

季節の星座

プラネタリウムの季節の星座紹介は日没のシーンから始まることが多く宵の空は春先は冬、初夏は春、秋口は夏、初冬は秋の星座がメインになることが多いです。

夜中に南中

その季節の星座は天頂を通る南北の線を中心に夜中に広がるものです。今の時期だと西側にはオリオンやおおいぬこいぬなどの冬の星座が見えます。南から東にかけてはしし座やおとめ座うしかい座が見えています。

春霞の前に

本格的な春の季節は透明度が落ちてきます。宵から夜中にかけて見やすい冬の星座を楽しむなら今シーズンはラストチャンス。春の星座を楽しむなら夜中に東の空を。

ほろ酔いの夜、さめてきた頃足元に注意してふと空を見上げれば星が広がっているかもしれませんよ。

第129回 CP+終えて

今回は日曜日に最終日を迎えたCP+2017についてです。

目玉製品は憧れ

中判ミラーレスの新製品が長蛇の列でしたが相当写真にかけていないと買えない価格のカメラでした。
超広視野の双眼鏡試作品も相当のお値段に。
それでも興味と購買が結びついて楽しみや芸術が広がったら嬉しいと思います。

写真の撮り方

メーカーセミナーの特徴としてポートレート、スポーツ、鉄道、飛行機などジャンル毎の撮影指南の割合がぐっと増えました。数年前は別途ホールでこれらが行われていましたがメーカーステージで製品との関わりは薄く紹介される感じでした。一方、メーカーべったりの退屈トークが残っているセミナー聴いてしまった時のがっかり感。

写真展会場

大さん橋に移って移動できませんでした。買い物しておいてあれですが即売会場を隣接の会議場に移すなどして側で実施した方がいいなと感じました。
応募者が増えるのはいいのですがそれぞれうちわにこもってしまうのは危惧します。

来年は3月開催です。良い光景が皆さんのカメラに収められますように。

第127回 ダンジョン

今回は工事の続く渋谷の話ではなくて、飯の話です。

魔物食とは

九井諒子さん作のダンジョン飯という漫画の主題です。
兄と妹がともに所属するダンジョン=地下迷宮で妹が火龍に食べられてしまいます。消化されてしまう前に助けたい(ひええ)兄ですが、資金もつき仲間も少なくなってしまいます。
そんな窮地を救うのが現地調達です。

あっさり死んだりしても

剣と魔法の世界ですが命を繋ぐのは食です。様々な食材とお馴染みの調理法。日本の調理法(和洋中エスニック)の多様さがミックスされてどこか馴染みのある料理が美味しいかどうなのか。

消化されたら戻れなさそう

最新4巻好評発売中です。ここでは復活の条件が明かされます。美味しく食べられたら復活できそうにありません。
さて、兄は妹と再会できるのか。

実はまだ途中なのでダンジョンに潜ります。

第126回 線画に着彩

今回は絵の話です。

木版風景画

明治から昭和に生きた洋画家、木版画家吉田博氏の作品をNHK日曜美術館で知る機会がありました。ゲストが中江有里さんだから録画したというのは余談ですが。去年2016年の6月に郡山で展覧会があったそうで行きたかったなと思いました。

木版画というと

小学生の頃の図画工作で楽しんだぐらいで多色刷りの経験もありません。はるかに硬い版木に繊細な描線を彫り込んである作者の技量と集中力には驚かされます。彼がこれを始めたのは49歳。

人となり

23歳で渡米しそれまで描きためた水彩を元手に油彩画を世界各地で描き、帰国後は山にこもりながら、見られない人のために山の風景を描く。しかし画壇の当時主流派から外れ苦境の中の転身だったそうです。

輪郭 色版 ねずみ版 ぼかし

刷りの再現ができるのは版画ならではです。繊細な輪郭線は部分で色を変え、抑えた色調にさらに影色をつけるねずみ版で立体感をさらにグラデーションの重ね刷り。
ふと、新海誠さんの背景作画に通じるものを感じました。

写真以上に奥行き感と光を感じる。機会作って作品見に行きたいと思いました。

第125回 合衆国無き世界

今回は、SF的なお話を。

もし、合衆国が無かったら。

かつて、山下いくと『ダークウィスパー』というマンガがありました。最近では日本合衆国になったIFの物語が日本語に翻訳されました。

皆さん考えてみてはいかがでしょうか。

第124回 これまでとこれから

今回はソニービルについて。

ショールーム移転

今は銀座の日産のビルの上階にソニーショールーム移転しています。
長く営業していた丸ノ内線銀座駅前のソニービルは回顧展の真っ最中です。
http://www.sonybuilding.jp/sp/ginzasonypark/event/

It's a Sony

創業期の製品から最新のクラウドファンディングガジェットまでビル一杯展示されています。
ラジオとウォークマンが印象的でした。

切り売り

先進的なフロア構成も当時の壁は年相応です。外壁に特徴的なルーバーがあるのですが、それを切り売りするそうです。
内部の展示品、事業の切り売り、ビルが空間から消えるモノの喪失。
センチメンタルになります。
ロボットのデザインモックは寂しいモニュメント。

オリンピック後にビルが

しばらくは解体後の敷地は公園として公開されるそうです。展示会の後半はこれらをイメージしたインスタレーション展示。これからのソニーのイメージになるのでしょうか?!
新生ソニービルは何が詰まった箱になるでしょう。これからの5年、10年、50年。

これからに想いを馳せに後半の展示も見に行こうと思います。